今、あたらしい世代によるあたらしい「インディペンデント」映画が面白い。監督をはじめ、撮影や録音等の現場スタッフ、プロデューサー、配給宣伝まで、自らの声の届く小回りの利くチーム編成を組み、しなやかにかつしたたかに、自立的な方法論を駆使して映画を撮り、上映している。制度や場に合わせて映画を撮るのではなく、自分たちで制度や場を作って映画を撮り、上映し、そしてまた撮り続ける。その方法論にひとつの固定した解答はない。本書では、この新しい映画シーンの勢いを形成している映画監督や現場スタッフ、さらには劇場関係者の証言を通して、彼らの考え方、生き方を浮かび上がらせませす。そして、現在の日本映画の状況や今後の展望、ひいては「作りながら生きていくこと」について、それぞれの形を提示します。『映画はどこにある──インディペンデント映画の新しい波』刊行記念企画KINO TRIBE 20142014年1月25日(土)ー1月31日(金)オーディトリウム渋谷で特集上映が決定!公式ホームページ:kino-tribe2014.jimdo.com上映スケジュール:a-shibuya.jp/archives/8783