全米監督協会賞、「ゼロ・グラビティ」のキュアロン監督が受賞[ロサンゼルス 25日 ロイター]今年のアカデミー賞の行方を占う全米監督協会(DGA)賞の授賞式が25日、ロサンゼルスで開かれ、「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督(52)が、最高賞を受賞した。メキシコ人のキュアロン監督が同賞を受賞するのは初めて。1948年以降、同賞受賞監督がアカデミー監督賞を獲得できなかったのはわずか7例で、今年のアカデミー賞の有力候補になった。また、過去10年でDGA賞の受賞作がアカデミー作品賞に9度輝いており、「ゼロ・グラビティ」は全米製作者組合(PGA)で最高賞を分け合った「それでも夜は明ける」とともに作品賞でも有力候補の1つと目されている。「ゼロ・グラビティ」は、ジョージ・クルーニーがベテラン宇宙飛行士、サンドラ・ブロックが医療エンジニアを演じ、スペースシャトルの船外活動中の事故で2人が無重力空間に放り出されてしまうというストーリー。