『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、面白かったわ〜。 最初のシークエンスで、ウォール街初日にカリスマトレーダーのマコノヒ−にランチに誘われそのカネ儲け哲学を伝授されるんだけど、レオは「ランチから酒は飲めないです」とマティーニを断る。でも、次のカットではレオの目の前にグラスがあって(グラスなめでレオを仰角でとらえる構図ね)、マティーニが注がれる。「え、さっき飲まないって言ったのに?」と思ったら、手が伸びてマコノヒ−がそれを飲み干す。つまり、レオもすぐこのウォール街という金と欲のカクテルに酔いしれることになる、と見せるわけ。 なにしろ、レオが、ここまでやっちゃうかという振り切った演技してて、いや、スゴイ熱演。やっていることは金の亡者のすることだから、私的には敵なんだけど、彼が言うこと・やることに社員たちが信頼しきってついていくところをレオは信じさせてくれる。このギョーカイや社員たち、カネこそ成功と考えるアメリカ人のとくに成り上がりたい若いもん層には、すごいチャームと実力と実績の持ち主なんだなーって納得するわけですよ。 レオって童顔だから、いくら深刻がっても、どことな ...