かつてスティーヴン・スピルバーグが手がけるはずだったこのプロジェクトを、自ら熱烈に志願してたぐり寄せたのは、『ナイト ミュージアム』シリーズなどで絶大な人気を誇る才人、ベン・スティラー。抜群のユーモア・センスと親近感あふれる魅力で名高いスター俳優が、ある日突然、とてつもない災難に見舞われてしまうウォルターの心の移ろいを人間味豊かに表現していく。不器用でオクテ、しかも風変わりな空想癖あり。そんなウォルター・ミティに何が起こったのか?彼の奇想天外な体験と愛おしい感動を共有したあなたにも、きっと人生のかけがえのない瞬間が訪れる。ストーリーウォルター・ミティはLIFE誌の写真管理部門で働いている。長い歴史を持つこの雑誌も廃刊が決まり、最終号の準備に追われる日々。年がら年じゅうデスクでフィルムを相手にしているウォルターは、自分の人生が日々同じことの繰り返しだと感じている。そんな時、彼は空想の中に入り込む。その中では、横暴な上司と激しくバトルしたり、極地を旅する冒険家になったりと変幻自在。けれども現実に立ち返ると、空想とのギャップに疲れるばかり。そんなウォルターの身に大事件が起きる。最終号の表紙を飾る写真がどうしても見つからない。運悪く、撮影した写真家は世界を放浪しながら写真を送ってくるのが常で、今も世界のどこにいるのか判らない。はからずもウォルターは写真家に会うために現実の冒険をすることに…。