“香港アカデミー賞” 第33回金像奨『グランド・マスター』が14部門ノミネート―香港 写真は『グランド・マスター』より。中華圏最大の映画祭、第33回香港電影金像奨がノミネートリストを発表。ウォン・カーウァイ(王家衛)監督『グランド・マスター』が圧倒的な勢いを見せている。文匯報が伝えた。 “香港版アカデミー賞”と呼ばれる、中華圏きっての映画の祭典。5日、各部門のノミネートリストが発表され、ウォン・カーウァイ監督作品で俳優トニー・レオン(梁朝偉)主演の『グランド・マスター』が計14部門で候補作に。今回の最多ノミネート作となった。 『グランド・マスター』が候補に挙がったのは、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞など。これに次いで、香港アクション映画で知られるダンテ・ラム(林超賢)監督の『激戦』が、こちらも最優秀作品賞など計11部門にノミネートされている。 最優秀主演男優賞を争うのは、トニー・レオンをはじめ、「掃毒』のラウ・チンワン(劉青雲)、『毒戦』のルイス・クー(古天楽)、『激戦』のニック・チョン(張家輝)、『イップ・マン 最終章』のアンソニー・ウォン(黄秋生)と名優ぞろい。トニーとアンソニーは、作品は違うものの、同じくカンフーの達人イップ・マン(葉問)を演じてノミネートされている。 第32回香港電影金像奨の授賞式は4月13日、香港文化センターにて開催される予定。 [レコードチャイナ] (翻訳・編集/Mathilda)