円谷プロのなかで、『怪奇大作戦』は怪獣が主役でない、ミステリー、ホラー、サスペンス、SFなどの一話完結でありシリーズで表現された名作でした。昨年のリブート版もNHKとのコラボで人気でした。ファンの念願かなって2月19日にBDが発売されます。『ほんとにあった怖い話』シリーズや映画『おろち』の鶴田法男監督。『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』BDの発売にあたってのコメントです。一昨日のことですが『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』のBD商品見本が届きました。私が担当した第4話『深淵を覗く者』の特典映像を見たら殺人犯役で本編中では一切顔が写らなかった佐藤良洋くんのインタビューが収録されていて嬉しかったです。佐藤くんには「顔が写らないけど非常に大事な役だ」と断って引き受けてもらったものの、監督としては役者さんの顔が写らないのはちょっぴり心苦しかったりするのです。まあ、毎年の『ほん怖』の幽霊さんも同様ではあるのですけどね。幽霊、ゾンビ、クリーチャーとかは顔が見えないから素人が演じても大丈夫だろうと思う方もいるかも知れませんが、これが非常に高度な演技力や役者としての心構えがないと出来ない代物でして、ここで手を抜いてしまうと怖いホラーは創れないのです。その点、本作は佐藤くんが頑張ってくれたので傑作になりました。『深淵を覗く者』は自分が撮ったテレビドラマの中ではベスト3に入る作品だと自負しております。『怪奇大作戦 ミステリー・ファイル』、是非、ブルーレイディスクで楽しんでください。今月19日VAPさんから発売です。ちなみに来月、再放送もあるそうです。詳細は下記までチェックイン!http://www.vap.co.jp/kaiki_mystery/http://www.nhk.or.jp/kaiki/