時代を築いた“街の映画館”文化の終わりの始まり? 映画好き&音楽好きの聖地、吉祥寺バウスシアターが閉館。 いよいよ東京から“街の映画館”が消えようとしている……。吉祥寺バウスシアターが閉館するというニュースを聞いて、その危機感を強めた人も多いことだろう。実際、ハリウッド大作から自主製作映画までを垣根なく扱う柔軟なプログラミングセンスは映画好きからの信頼も厚く、また、近年では「爆音上映」というキラーコンテンツを有していただけに、「なぜ!?」と思わずにはいられない。理由は、老朽化による建物改修の経費を捻出するのが、近年の不況を鑑みると困難だということらしい。同館では現在、閉館までの期間、『THE LAST BAUS/さよならバウスシアター、最後の宴』と銘打ち、映画上映や音楽ライブなどを盛りだくさんでお届けするサヨナラ興行を開催中だ。