シネフィルアジアです!シネフィルアジア、略して「シネアジ」も、スタートから半年。登録サイトも7月は、たった5日間で2月のユニークユーザーを越えました!ありがとうございます!(涙)また登録メンバーも、徐々に増えてきました。是非、お友達にもご紹介をよろしくお願いいたします。www.cinefil.asiaシネフィルアジアFacebook版での、皆さまの反応も大きくなり、1000リーチを越える記事も多くなりました。昨日は、2万リーチになる記事もあり、着実に定着しだしています。さて、7月第一週の公開映画の紹介です!今週、皆さまもご存知のハリウッド大作2本が公開されます。一作は「アナ雪」の勢いが止まらない中で、同じくウオルトディズニースタジオの、アンジェリーナ・ジョリー主演『マレフィセント』。これまでの白馬に乗った王子様が現れて、、という、おとぎ話の定番を鮮やかに裏切る、さわやかな結末がすばらしい!これまでのディズニー作品を遥かに凌駕(りょうが)する、なっとくの結末です。もう一作が、日本の桜坂洋原作、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。奇想天外なストーリーに冒頭から引き込まれ、さながらジェットコースターのような展開。なかでも、戦場の女神リタ・ヴラタスキ役の、エミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』)の演技に目を奪われます。ジャンヌ・ダルクを思わせる、神々しい女戦士を演じ、本作のために鍛え抜かれた肉体で闘うブラントは、時にはクルーズをも凌ぐ、見事な存在感を見せています。2作ともに、闘うヒロイン像がみどころです。そして、秀逸なドキュメンタリーが公開されます!シネフィルアジアは今週FBサイトのタイトルバックに、リティー・パニュ監督の『消えた画 クメール・ルージュの真実』を持ってきました。この作品はカンヌで授賞後、今年度アカデミー賞でもノミネートされています。カンボジアの大虐殺を奇跡的に生き延びたパニュ監督が、土人形を用いたクレイアニメーションと貴重なアーカイブ映像で当時の状況を表現した衝撃的作品です。『ハンナ・アーレント』『アクト・オブ・キリング』と並ぶ、”悪の実像”を暴いた映画として、見逃せないものです。また、この映画の公開を記念して、パニュ監督の他の2作品『飼育』『紙は余燼を包めない』も同時に公開です。もうひとつの注目作が、ふたりの女性革命家の素顔と母親としての姿を、それぞれの娘である、重信メイとベティーナ・ロールの視点から明かしたドキュメンタリー『革命の子どもたち』。過酷な幼少期を強いられ、その後も壮絶な人生を歩んできた娘たちが当時の苦悩や母への思いを語り、母親たちが目指した革命と向きあっていく。監督シェーン・オサリバンは、50年前にあった日本の若者達の熱は、どこへいったのかと問いかけています…。他に、日本のドキュメンタリーとしては『坑道の記憶 炭坑絵師・山本作兵衛』を挙げましょう。炭鉱での労働や生活の記憶をつづった絵や日記など1000点以上を残し、そのうち697点が日本初となるユネスコの「世界記憶遺産」に登録された、絵師・山本作兵衛(1892〜1984)のドキュメンタリー。音楽をテーマにしたドキュメンタリーは、ヒップホップのANARCHYを、ニューヨークの映像作家が追いかけた『DANCHI NO YUME』と、皆さんご存知のAKB48の『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』も、今週公開です。企画上映ではイタリアの映画監督マルコ・ベロッキオの特集も組まれています。処女作にして傑作『ポケットの中の握り拳』の他、『肉体の悪魔』『エンリコ四世』など、シネフィルなら気になる作品が集まっています。もうひとつ貴重な特集上映が始まりました。フィルムセンターでの、増村保造の大回顧上映です。これを機に世界でも再評価がさらに高まるのではと思ってやみません。他にも、ホラー、恐怖ものとして『ブラインド』『エクソシスト・キルズ』『マウント・ナビ』などはホラー秘宝の映画特集上映。『青鬼』『放送デキナイ禁断霊映像 劇場版』も夏向きですね…。アクション、激闘ものでは『アイアンクラッド ブラッド・ウォー』』『ザ・バッグマン 闇を運ぶ男』が公開。アニメは『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』、やなせたかし氏の遺作となった『それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い』。音楽ものでは、シリーズNY ANNIVERSARY LIVE! ではサイモン&ガーファンクル「セントラルパーク・コンサート」が公開です。それでは皆さま、よい週末を…。シネアジメンバーの方は、「#予告」で予告編をまとめてチェックして、お好きな映画をお選び下さい!シネフィルアジア編集部