2014年7月6日 最新作「2つ目の窓」の公開を控えた河瀬直美監督が7月6日、「Meet the Filmmaker」と題したトークショーを、東京・アップルストア銀座で行った。コンペ部門に出品されたカンヌ映画祭での絶賛を受け、公開が今月26日に迫り「やっと見ていただける、心地よい緊張感に包まれています」と胸を高鳴らせた。これまで故郷・奈良を舞台にした作品が中心だった河瀬監督だが、初めて鹿児島・奄美大島、そして海を描くきっかけは、自身のルーツが奄美にあることを知った10年ほど前。「よく沖縄と混同されるけれど、それだけ行く人がいない守られた島。いまだ半分神さまで半分人間というユタ神と呼ばれる人が、100人くらいいるんです」という実態を知り、脚本に着手した。撮影期間は1カ月ほどだったが、「カンヌでは海外メディアからよく『何カ月で撮った?』と聞かれた。短い間で、台風や夕日といった自然の数々を撮れたので、すべてが神がかっていた」と述懐。そして、「私は毎朝、樹齢何百年のガジュマルの木にお参りし、その前に海が広がる砂浜でヨガをしていた」と、心身ともに充実した撮影だったことを強調した。詳細は、下記までチェックイン 映画.comhttp://eiga.com/news/20140706/13/