映画が いっぱい!ぼくらは映画を観るのも半分は仕事のうちなので、ほんとうは、国内で公開される映画はすべて そのつどスクリーンで観ていかなければならないのだが、とてもじゃないが追っつかない。東京はとくに、世界一 いろんな国の新作が毎週数多く封切られるエリアだとよく言われるが、いま おそらく週に平均7~8本は公開されているのではないか。お盆や正月の直前などは封切りゼロだったり、2~3本だけの週もたまにはあるが、10本前後公開のときも多々あるわけだから。いま生活のリズム上、週に1~2本、がんばっても せいぜい3~4本しか、映画館で国内外の新作を観られずにいる。すると、封切られてから だいぶ経つのに まだ観ていない映画が どんどん たまってくる。新作は、ほんとうは、その公開第一週のうちに観ておきたいのだが、そうもいかない。上映が終わりそうな映画を優先しなければならないのだ。東京では、そこに さらに、充実した特集上映やリバイバルが常時繰り出されるのだが、それらには もうぜんぜん、指をくわえ状態で、まったく対応できずにいる。公開終了間近の新作映画から、あわてて順にクリアしていく。そんなイタチごっこが、もう何年も続いている。上半期を終えて、今年もすでに 内外の決定的に重要な映画を何本も観逃していることに あらためて気づく。後半はなんとかして、“しまった!”ということがないようにしたいと思う。ああ、世界中の映画が行き交う魅惑の映画都市TOKYOでの映画鑑賞計画は、まことに悩ましい!(写真は、映画『アナと雪の女王』は ここで “英語版 3D・TCX・DOLBY ATMOS”でこそ鑑賞しようと思っていて タイミングを逸した、新しいシネコンの TOHO CINEMAS 日本橋)