ミュージカル映画の名作「雨に唄えば」を完全舞台化した「THE SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~」の来日公演が、11月にシアターオーブで開幕する。これに先駆け、主演を務めるスーパー・ダンサー、アダム・クーパーが来日し7月23日、都内で会見した。英国ロイヤル・バレエ団の元プリンシパルで、マシュー・ボーン版「白鳥の湖」のスワン/ストレンジャー役や「リトル・ダンサー」の成長したビリー・エリオット役でブレイクしたクーパーは、本拠地ロンドンの次に日本で公演することに「特別な思いがある」と思いの丈を吐露。「25年もの間、日本で公演を行ってきました。パフォーマーとしては、日本はイギリスに次いで第2の故郷だと思っています。キャリアの早い時期から、公演するたびに日本の観客にキャリアをフォローしてもらってきた。キャリアの変化も受け入れ、ついてきてくれて感謝しています」と熱く語った。今回上演される舞台版は、ロンドンのウエストエンドで2012年に上演。サイレントからトーキーへと移る時代のハリウッドを舞台にしたバックステージもののコミカルなラブストーリーで、映画ではジーン・ケリーが演じたドン・ロックウッド役をクーパーが演じ、本拠地で大評判をとった作品だ。、、、いちばんの見どころは、やはり映画でも最高の名シーンであるタイトル曲のシーン。大量の本水を使い、本物の水しぶきをあげて歌い踊るクーパーのパフォーマンスは、楽しさいっぱいだ。このシーンについては、「濡れて、寒い(笑)」と本音をもらしながらも、「楽しい!」とニッコリ。「このシーンはドンが恋をして、その喜びを思いっきり表現するシーン。だから演じていて楽しいんです。ここでは水が上からだけでなく、下からも出てくるようになっていて、舞台がプールのようになる。そこに水の形を作っていくのがまた楽しいんです。前方席の方は濡れるかも(笑)」「THE SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~」は11月1~24日、渋谷・東急シアター・オーブで上演される。詳細は、下記までチェックイン! 映画.comhttp://eiga.com/news/20140723/13/