オスカー俳優ジェイミー・フォックス(「Ray レイ」)が、史上最年少でボクシング世界ヘビー級王者になったマイク・タイソンを演じる可能性が浮上している。タイソンが英デイリー・ミラー紙に語ったところによれば、フォックスと話し合いを進めている最中で、タイトルは未定だが1年から1年半以内に製作するつもりだという。また、巨匠マーティン・スコセッシの関与も示唆した。脚本を手がけるのは、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたテレンス・ウィンター。ヒップホップ界のスター、50セントの半自伝的物語を本人の主演で映画化した「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」の脚本家で、「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」ではスコセッシともに制作総指揮を務めている。タイソンの半生を題材にした作品には、1995年にHBOがマイケル・ジェイ・ホワイト主演で制作したテレビ映画「Tyson(原題)」や、2008年にジェームズ・トバック監督が手がけたドキュメンタリー映画「マイク・タイソン THE MOVE」(日本劇場未公開)があるが、劇場用の長編劇映画は初めて。ウィンターが執筆する脚本では、どの時代が焦点になるのか不明だが、タイソンは、現在46歳のフォックスが全盛期のタイソンを演じることになった場合はCGで若く見せることを考えているようだ。 映画.comhttp://eiga.com/news/20140805/9/