米アマゾン・スタジオが、SF作家フィリップ・K・ディックの小説「高い城の男(The Man In the High Castle)」のドラマ化を企画しており、このほど同作のパイロット版制作に、ゴーサインを出したことがわかった。1962年に発表されたヒューゴー賞受賞作「高い城の男」は、もしドイツと日本が第2次世界大戦に勝利していたらという設定のもと、ナチスドイツと日本によって分割統治されている、アメリカ合衆国を舞台に繰り広げられる群像劇。米Deadlineによれば、「X-ファイル」シリーズのフランク・スポットニッツが脚本、デビッド・セメル(「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」)がパイロット版の演出を務める。なお本作は、ディック原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化した「ブレードランナー」のメガホンをとったリドリー・スコット監督の製作会社、スコット・フリーがプロデュースを手がける。アマゾンは現在、ストリーミング配信用の独自のドラマシリーズの制作に力を入れている。20140805 映画.comhttp://eiga.com/news/20140805/19/