ベストセラー作家・宮部みゆき氏のミステリー巨編を、成島出監督が2部作で映画化する「ソロモンの偽証」の主人公・藤野涼子役の特写スチルが、8月8日午前8時8分に同作公式サイト(www.solomon-movie.jp)で発表された。1万人が参加したオーディションで選出された新人女優だが、氏名はいまだ伏せられたままだ。1年以上の期間をかけて選び抜いた藤野涼子役。成島監督は、まれに見る難役であると認めるが「映画化にあたり、その大役に演技経験のない女の子を起用するという、不可能なことに挑もうとしています」と明かす。原作は、宮部氏が作家生活25年の集大成として構想15年、執筆に9年をかけて完成させた同名作。クリスマスの朝、中学校の校庭で14歳の少年が遺体となって発見されたことをきっかけに、学校内に眠るさまざまな悪意が目覚め始める。教師たちが保身に走るなか、大人たちに見切りをつけた女子生徒・涼子が立ち上がり、真実を暴くべく学校内裁判を開廷する。撮影は、審査を経て選ばれた33人の中学生とともに、6月24日にクランクイン。8月中旬からの校内裁判シーンを経て、9月にクランクアップを予定している。現在、校内裁判シーンでのエキストラを募集中。なお同作には、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子が出演している。「ソロモンの偽証」2部作は、15年春に全国で公開。 映画.comhttp://eiga.com/news/20140808/4/