仏女優レア・セドゥーが9月4日、主演映画「美女と野獣」のプロモーションのため来日し、クリストフ・ガンズ監督とともに都内で会見した。日本の“野獣”代表として熊本のゆるキャラ・くまモンが駆けつけ、セドゥーと劇中さながらのダンスシーンを再現。ディズニーアニメ版でも広く知られるラブファンタジー「美女と野獣」を、1740年に初めて書かれたビルヌーヴ夫人版の物語をもとに実写映画化。父親の罪を背負って野獣の城に閉じ込められた美しい娘ベル(セドゥー)が、恐ろしい野獣(バンサン・カッセル)の過去に隠された真実を解き明かしていく。「サイレントヒル」「ジェヴォーダンの獣」など独特の映像美で知られるガンズ監督は、今回の来日で「松本零士さんと会う約束をしているので楽しみ。彼はフランスでも大人気で、私も彼の世界観が大好き」だそうで、「テーマ的に共鳴するのはスタジオジブリの作品。宮崎駿監督の人と自然の描き方が好きで、そのインスピレーションを本作にも反映してる」と日本のアニメ作品からの影響を語った。欧米では主に絵画的な映像美に注目が集まったそうだが、「昔の日本映画の手作り感や詩的な感じが好き。60年代の大映作品や、三隅研次監督の『大魔神怒る』にオマージュを捧げたつもり」と日本映画の造詣の深さをうかがわせた。「美女と野獣」は11月1日から公開。詳細は下記まで!映画.comhttp://eiga.com/news/20140904/11/