レオナルド・ディカプリオとリドリー・スコットが製作を手がけ、クリスチャン・ベールが主演する「ファーナス 訣別の朝」のメイキング写真が、このほど公開された。写真は、本作の撮影監督を務める高柳雅暢氏をとらえており、確かな手腕で脚光を浴びる日本人撮影監督の活躍をうかがい知ることができる。高柳氏は東北大学卒業後に渡米し、アメリカン・フィルム・インスティテュートで撮影技術を学んだ。その後、「THE GREY 凍える太陽」や「世界にひとつのプレイブック」などで撮影監督を担当し、2012年には米・バラエティ誌の「注目すべき10人の撮影監督」に選出されたことで注目を集めている。さらに、米・アカデミー賞投票権を持つ映画芸術科学アカデミー新規会員候補として名前が挙がっており、そのためオスカーに最も近い日本人撮影監督とさえ言われている。