高級レストランでの外食、ファストフードの手軽な軽食など、食事のあり方が多様化している現代。そんななか、インドにあるシク教の総本山・黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)では、毎日10万食におよぶ食事が無料提供されている。同院の風景から食のあり方を見つめたドキュメンタリー「聖者たちの食卓」は、忙しい日々のなか見失いがちな、食事をともにする喜びを教えてくれる。料理人、映像作家として活動するフィリップ・ウィチュス監督が、パートナーのバレリー・ベルトー監督とともにメガホンをとった本作を語った。黄金寺院内の無料食堂(ランガル)では、老若男女、階級、人種などわけ隔てなく食事が振舞われる。本作では、5000人が一堂に会して食事をほおばり、さまざまな人が協力して手作業で料理、片付けを行う様子が、過剰な装飾をそぎ落とした映像でありのまま映し出される。「聖者たちの食卓」は、9月27日から東京・渋谷アップリンク、新宿K’s cinemaで公開。詳細は下記まで!映画.comhttp://eiga.com/news/20140926/4/