福島第一原発事故の影響で埼玉県加須市に移住した福島県双葉町民たちの避難生活に密着したドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」の続編「フタバから遠く離れて 第二部」の舩橋淳監督が10月14日、双葉町長・伊沢史朗氏とともに東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。埼玉県・旧騎西高校へ全町避難してからの9カ月間を記録した前作から3年、現在もさまざまな困難に直面する町民たち、混乱の続く双葉町の姿を通じ、行政が抱える矛盾や問題点をあぶり出した今作。。伊沢町長も、「国も東電も『想定外の事故だった』と言うが、決してそういうことがあってはならない。福島原発10基からの電気は全て関東に送られていた。エネルギーを享受した人々にも今後のことを考えてほしい」と問題提起。舩橋監督も、今後の展望を「まだ終わっていない。映画は3、4と続くかも。なぜこのような人権の侵害、非人道的なことが続いているのかを問い続けたい。福島原発の電気を使っていたのは我々東京の人々であり、映画監督として作り続ける責務のようなものがあると思う」と、今後も双葉町の人々への取材を継続していく決意を明かした。「フタバから遠く離れて 第二部」は11月15日より公開。詳細は下記まで!映画.comhttp://eiga.com/news/20141015/15/