セドリック・クラピッシュ監督と会ったのは、9月半ばのパリとは思えない、珍しく強い日差しが照りつけるある午後だった。ひとりで待ち合わせ場所のギャラリーにやってきた彼は、空を見上げ「今日の日差しはまるでニューヨークみたいだね」と晴れやかな顔で語った。現在パリのマレ地区にある「ギャラリー・シネマ」で彼の写真展「パリ―ニューヨーク」が開催中で、話題を呼んでいる。新作の「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」の撮影の際、彼が現地で撮った写真と、パリの街の写真を対比させたものだ。もともと学生時代は写真家を目指していたというクラピッシュは、映画を撮るようになってからも、ロケハンを兼ねて撮影前には写真を撮るのが常だとか。とくにニューヨークは彼が初めて映画を本格的に勉強した地(ニューヨーク大学の映画科に留学していた)であり、思い出深い土地でもあるという。、、、セドリック・クラピッシュ「Paris ‐ New York」展は10月18日まで。Galerie Cinema/ 26, rue Saint-Claude, 75003 Pari詳細は下記まで!映画.comhttp://eiga.com/news/20140930/11/