東京・六本木ヒルズで開催中の第27回東京国際映画祭で10月26日、コンペティション部門に出品作された「遥かなる家」の公式会見が行われた。リー・ルイジン監督、リウ・ヨンホン撮影監督、エグゼクティブプロデューサーのファン・リー、ラインプロデューサーで出演も果たしたチャン・ミンが出席した。中国北西部を舞台に、幼い兄弟の旅を描いた本作。草原で放牧をする両親と離ればなれで暮らすアディケルとバルテルの兄弟。夏休みが来ても父が迎えに来なかったことから、両親を探すため、広大な砂漠に2人きりで旅に出ることを決意する。自身の故郷の隣にユグル族の村があり、身近な存在だったと語ったリー監督。旧世紀には王国を持つほどの民族だったが、現在は約1万4000人ほどしかおらず、その90%がユグル族の言語である突厥(とっけつ)語を話すことが出来ないと危機感をあらわにした。「中国語のタイトルには、“自分たちの家を探し求めるけれど、それは過去にしかない”という意味が込められている」と製作意図と意義を強く訴えかけた。詳細は下記まで!映画.comhttp://eiga.com/news/20141026/14/