第27回東京国際映画祭のスペシャルイベント「ジョン・ラセターが語るクール・ジャパン」が10月24日、東京・六本木のEXシアターで行われ、来日中のジョン・ラセターが出席。スタジオジブリの宮崎駿監督との27年にわたる友情秘話を交えながら、強い影響を受けたという日本文化の魅力を約1時間語り尽くした。ラセター氏は、「日本文化との出合いは、子どもの頃に触れた漫画やアニメがきっかけ。当時、日本生まれだと知らずに『鉄腕アトム』や『マッハGoGoGo』に夢中だった」その後、ウォルト・ディズニーに入社。1987年11月11日のこと。ラセター氏は、当時『となりのトトロ』を製作していた宮崎監督を訪問。「この日が友情の始まりなんだ。このとき、驚かされたのは、やっぱりネコバス。ネコなのにバス? バスなのにネコ? 戸惑う僕に、宮崎さんはいたずらっぽい笑みを浮かべていました。まるでネコバスのようにね。その瞬間、監督とは作品そのものであり、こんな風に映画を撮らなければいけないと感じた」(ラセター氏)。この冬には日本文化への愛情をたっぷり注いだディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「ベイマックス」が公開される。舞台はサンフランシスコと東京が融合した架空の都市“サンフランソウキョウ”で、「日本文化の魅力は、モダンと伝統が絶妙に隣り合っているところ。クールな超高層ビルが建っているかと思えば、すぐそばに厳かな神社があるみたいね」。詳細は下記まで!映画.comhttp://eiga.com/news/20141024/27/