東京・六本木ヒルズで開催中の第27回東京国際映画祭コンペティション部門出品作「草原の実験」の上映が10月30日あり、アレクサンドル・コット監督が会見した。広大な草原地帯を舞台に、平和な日々を送る父と美しく優しい娘、そして娘に恋をするふたりの青年のエピソードを軸に、いっさいのセリフを排除し、映像美のみで反核を訴えた異色のアート映画。カザフスタンで実際に起きた出来事にインスパイアされて製作された本作についてコット監督は、ヨス・ステリング監督の「イリュージョニスト(1983)」、メル・ギブソン主演の「アポカリプト」、そして新藤兼人監督の「裸の島(1960)」から、影響を受けたと明かす。 映画.comhttp://eiga.com/news/20141030/18/