日本映画として唯一、第27回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された「紙の月」(吉田大八監督)が10月30日、東京・TOHOシネマズ日本橋で上映され、プロデューサーの池田史嗣氏が観客とのQ&Aに応じた。人気作家・角田光代のベストセラーを原作に、夫との希薄な関係に悩みながら、年下の恋人のために顧客の預金を横領してしまう女性銀行員の転落を描く。7年ぶりに映画主演を務めた宮沢りえが、ヒロインの銀行員・梅澤梨花役で新境地を開拓し、2004年の「父と暮せば」以来2度目の山路ふみ子女優賞を受賞。年下の恋人を若手筆頭株の池松壮亮が演じる。「紙の月」は11月15日から全国公開される。 映画.comhttp://eiga.com/news/20141031/8/