山崎 哲12月1日、 菅原文太さん写真館(日刊スポーツより)11月28日に転移性肝がんによる肝不全で死去していたことが分かった、菅原文太さん(享年81)の妻文子さんが1日、東映を通じてコメントを出した。コメントは以下の通り。「7年前に膀胱(ぼうこう)がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」の心境で日々を過ごしてきたと察しております。「落花は枝に還(かえ)らず」と申しますが、小さな種を蒔(ま)いて去りました。1つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう1粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の1人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。 恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにおわび申し上げます。(原文まま)」