東京・新宿のミラノ座が、2014年12月31日で、58年の歴史に幕を閉じる。その一方で横浜シネマリンが12月12日にリニューアルオープンしたのに続き、12月27日には兵庫・但馬地方唯一の映画館である豊岡劇場が、閉館から約2年の時を経て復活を果たした。実現させたのは、「豊劇」(とよげき)を愛する地元住民をはじめとする熱き有志たち。目指すのは、映画上映だけではない地域のコミュニティスペースとしての拠点作りだ。存続の危機にある地方の映画館にとって、時代を切り拓くモデルケースとなりそうだ。【取材・文:中山 治美】http://www.cinematoday.jp/page/N0069439