©cinefil.tokyo仁科 秀昭寺山修司の名言集…時々、読み返すと面白いです。たとえばこんな具合。特に後半からが良いです。―誰か故郷を想はざる―より「私は自分が生まれたときのことを記憶していると言い切る自信はない。だが、ときどき初めて通る道を歩いているのに「前にも一度通ったことがある」というような気がすることがある。日の影が塀にあたっている長い裏通り。すかんぽかゆすらうめの咲いている道を歩きながら、「たしかに、ここは一度通ったことがあるな」と思う。すると、それは生前の出来事であったのではないか、という気がしてくるのである。http://cinefil.tokyo/_ct/16840734