今どき珍しいモノクロ映画を紹介しよう。大崎章監督自らの体験が織り込まれた「お盆の弟」がそれで、2006年の「キャッチボール屋」以来、十年ぶりとなる作品である。監督の故郷である群馬県の玉村町と、現在自分が住んでいる東京・阿佐ヶ谷でロケ撮影を行ったことが功を奏して、画面に真実らしさが出ていた。http://cinefil.tokyo/_ct/16850106